植物の原種は、地球上のどの場所、範囲に自生しているかという分布図がある。
新種の発見から・・・広い範囲で探索が行われ、分布している範囲の地図が作られる。
南限、北限、経度。
右の図はコチョウランの自生地分布図である。
緑のエリアにコチョウランが自生している。

しかし、植物の自生は、種によってこのエリアであれば、どこでも見られるものから、
このエリアの限られた場所にしか生息していないという種がある。
ラン科植物は、限られた場所で見られる代表的な植物である。
あの山に自生しているといっても、その山全体に自生しているのではない。
山の極一部の場所にのみ自生しているのである。
だから珍しいということになる。
なぜそういうことなのか????

ランにはランの生態系があるからである。
ラン菌の生息しない場所には絶対自生はない・・・植物である。


一度ラン菌が生きられない条件になれば、ランは枯れる!
だから、環境破壊は怖い。
環境破壊は・・・即、生態系破壊なのである。

ラン菌という材木腐朽菌は、したたかに強いように考えられるが、
この環境の変化に極めて弱い菌である。
だから、分布図のエリアの極一部の場所で生きている。


ランの種類によっては、枯れ落ち葉の中に広く世界中に分布している菌を共生菌にしているものもある。
宇井清太の新発見したラン菌は、地球に広く分布している材木腐朽菌である。
だから、枯れ落ち葉に自生する多くの植物に大きな効果をもたらす。
ランが共生する菌をラン菌とラン界ではいっているが、
この菌を他の植物も利用しているのである。
植物自生分布図と
          生態系エリア
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